公民館や学校、幼稚園、スポーツ施設といった文化・教育施設。その設計・施工にあたって当社は、施設としての機能性・快適性を満足するのはもちろん、環境に配慮した資材の設定・利用や耐震・耐火といった安全性の確保だけでなく、地域の社会的背景や伝統文化などに十分配慮した上で、地域社会や文化の発展に寄与することを心がけています。そして、すべての利用者から長く愛される施設を創造しています。

高齢化社会が本格化するなか、福祉施設・介護施設・医療施設などの施設は、より身近な存在となっています。当社では、施設の計画段階から関わり、高度な機能性と確かな安全性に加え、医師・介護士などの関係者はもちろん、利用者にとっての使いやすさなど、あらゆるニーズを総合。いざというときの安心に応えるとともに、すべての人々に笑顔をもたらす施設づくりを地域社会と一緒に造り上げています。

ものづくりの現場となる工場や物流の拠点となる倉庫。生産性・機能性を優先するため、見た目は似ているものの、中身は生産する製品や扱う荷物の種類、規模、目的などにより、大きく異なります。加えて、経営理念やニーズに応えるとともに、従業員にとっての働きやすさや周辺環境とのマッチングなども考慮。豊富な経験とノウハウを活かし、新設・増築・移転など、お客様の事業計画をサポートします。

事務所や店舗の建築に対するニーズは、その時代によって大きく様変わりするもの。事務所に関しては、進化し続ける情報化社会に対応する、情報通信システムを組み込んだクリエイティブなインテリジェント・オフィスが、一方の店舗に関しては、時代の変化に伴う新たなサービスの開発に則した商業空間づくりが、それぞれ求められています。当社はそうした一つひとつの要望に対し、的確に応えています。

寺社建築の世界では、「荘厳さ」や「様式美」を表現する意匠性も重要な要素となります。なかでも建物全体の雰囲気を決定付け、寺社建築のなかで最も高い技術を要する部分が屋根であり、その繊細かつ重厚な曲線美は、まさに宮大工の腕の見せ所と言えます。
150年の長い歴史を持つ当社には、代々受け継がれてきた独自の“ライン”があります。職人はそれを基に、一棟毎にふさわしい稜線を昔ながらの手作業で仕上げています。そうして出来上がった建築物には、切れのある美しさと、長年の風雨を凌ぐ伝統的な機能性を兼ね備えた“本物の佇まい”としての魂が宿るのです。
木造建築技術の最高峰に位置する宮大工技術を受け継いだ、今では希少となってしまった職人たち。その妥協なく、細部にまでこだわった“匠の技”をご覧ください。